古代染織研究所

古代染織

延喜式・縫殿寮

延喜式  当方が古代染織というものを定義付けする上において参考にしておりますのは染色に関する我が国最古の教科書的なレシピ集である『延喜式・縫殿寮(えんぎしき・ぬいどのりょう)』です。

 この『延喜式・縫殿寮』には朝廷が定め後の世代に伝えるための染色法が記されており具体的な材料、分量、配分などが事細かに記されています。

 ただ、現代とは少し分量の定義や解釈、名前などが違うらしく色々な学者・研究家の方が紐解こうと独自の研究をなさってこられました。

 その研究者の方々の中でも第一人者であられる故・前田雨城先生の愛弟子である山本晃先生により当方は教えを受けましたので解釈・方法はその教えに沿ったものであります。

古代染織  著名な服飾評論家であられる市田ひろみ先生より頂戴致しましたお言葉です。
 市田先生には2015年3月京都の知恩院・和順会館のギャラリー和順にて催された展示会、『甦る古代染織の世界展』でもその場にて一筆頂戴致しました。

古代染織

古代染織 染師 ・ 梅染友禅作家 山本梅晄(晃)

>山本晃
  • 1943年兵庫県生まれ。

    1958年 友禅作家の天野木仙氏に師事し手書き友禅を習う。

    1975年 染織のルーツを求めてエジプト・ギリシャ・イタリアを取材旅行する。

    1976年 万葉植物研究家の前田雨城氏に師事し「日本古代の色彩と染」を習う。

    1978年 京都北野天満宮の剪定の紅梅を頂き紅梅染の研究に入る。

    1991年 北京で開催された日中伝統工芸展に出品。

    1995年 京友禅手描き部門 伝統工芸士認定。

    2001年 日本・ポルトガル親善着物文化交流に梅染着物出展。

    2004年 三重県の環境経営大賞に梅染研究所が認定される。

    2008年 京都の伝統産業技術功労者(名匠)に認定される。

    2010年 第六十二回伊勢神宮 式年遷宮 御装束神宝調製 内宮御料の玉纏御太刀の束帯唐組平緒の刺繍の糸染めを古代染めにて染める。

    2013年 マレーシア、クアラルンプールのリッツカールトンホテルにて在マレーシア大使館主催「日本古代染織とマレーシアバティックの文化交流」に出展参加しマレーシア王室関係者に好評を博す。

    2014年 古代染織研究所設立、古代染織塾を開設し後継者育成に取り組む。

    2015年 古代染め特殊染色法 黄櫨染の復元に取り組む。


    催事や散策日記などが綴られた山本晃(梅 染太郎)ブログはこちら


  • 古代染織 染師 山森祐介

    >山森祐介
  • 1973年京都市生まれ。
     私の古代染織との出会いは梅染友禅作家で高名な山本晃氏との出会いでした。

     氏は古代染色研究家として名高い故・前田雨城先生のお弟子さんで、 ご存命中に門外不出の秘伝・口伝も多数受けられた高弟のお一人です。

     当方も染色の仕事(当時は化学染料の染め)をしておりましたが お手伝いをさせていただく機会に恵まれ勉強をさせていただく事になりました。

     そして、従来の染色法や化学染料での染色技術では出し得ない古代染色法によって 生み出される独特の”色”の奥深さ、繊細さに魅入られ自身も山本晃氏に師事して古代染織家を目指すことになりました。


    今はひたすら素材と向き合い、より良い”色”を試行錯誤を重ねながら 模索する日々であります